幸せ

タナカミサト

2009年03月28日 11:23

ブータンには
GNH(Gross National Happiness=国民総幸福量)
というものがある。

近代化をすることは大切だけど
それによって格差が生まれ取り残される国民がでるのなら
ゆっくりでいいから、みんなで進んでいこう!


っていう当時21歳の国王が言った言葉。
「国の力や進歩を「生産」ではなく「幸福」で測ろう」ってことかな。



本当の豊かさってなに?
幸せってなに?


        財   
幸せ = ――――
        欲望  




式で表すとこんな式になるそーな。

西洋は分子の財を増やすことによって幸せを得る。
逆に、東洋は分母の欲望を減らすことによって幸せを得る。


ブータンの人々は、決して便利な生活ではないけれど
大家族で自給自足の生活に日々幸せを感じて生きている。

でも近年のブータンは西洋化が進んできている。
TVやインターネットなど生活が便利になり、情報過多によって欲望が刺激され
今の財では満足できなくなってしまう。
こうした環境の変化から市街地では犯罪の増加が問題となってきている。

必ずしも近代化、便利な生活が「豊かな生活」ではない。

情報化、近代化、環境保護、伝統文化保護・・・
どれもやりすぎてはいけない。
どれも均等に進めていくことが一番。


「幸せは人と人の間に存在する」

家族とごはんを食べているとき
友達とあそんでいるとき
他人が助けてくれたとき

そんなときの
ちっさな幸せを大切にしていきたい。






写真はオーストラリアのタロンガZOOのきりんさん と ホームステイ先のいたずらっこ

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