この間、
Choice for the future未来への選択@県大へ行ってきました。
ab bankの幹事をされている田中優さん、プロボーダーの木下デヴィッドさん
ナビゲーターで宮沢けいすけさん(静岡市議会議員)のお話を聞いてきました。
青森県の六ヶ所村で海に流されている放射性物質の話。
私は今回はじめて放射性物質のこと、原子力発電のことをここまで深く考えました。
浜岡にも、この間の地震依頼停止している原発がありますが、もっと深刻に考える必要があると感じました。というのも、青森の六ヶ所村の問題の真実はいままで隠されてきたというのです。
政府やメディアの力によって、都合のいいように情報発信されてきた。
青森海底に流された放射能は、当初広い太平洋にながれ中和されると信じられていましたが
事実、千島海流によって太平洋側の沿岸の水深30センチ程度のところ浮遊するということがわかったそうです。つまり、太平洋側でとれた魚や養殖のウニには放射能がふくまれているのだとか。はじめに流された放射能の濃度は薄いかもしれないが、放射能をうけた海藻を小魚が食べ、それを大きな魚が食べ、それを人間が食べるといった食物連鎖によって次第に濃度が濃くなっていくという(生物濃縮)減少が起きており、問題は深刻化しているといいます。
この話を聞いてから、アースデイでお世話になっている静大の青木先生(放射能の研究をされている)に話を伺ったところ
「学者の目で見ると原燃側、反対者側とも自己の主張のため都合のよい数字のよいとこ(悪いとこ)どりを続けているので、どちらの立場に立つにしても両者をよく聞き自分で判断する必要がある。」
「多くのマスコミなどが環境をCO2だけに争点ぼけさせてしまっている(本当は環境は多くの要素が複雑に関わっているので、エネルギーなどはその相関なレベルで考える必要があるのを、自分の利益に関わるところで終始していると思われる)ので、25% CO2削減だけに目を向ければ、これは現状原子力を使わない限り達成は不可能でしょう。だが、その後が大変(コストだけでなく真の意味での環境も)は目に見えています。これを安全に環境負荷をできるかぎり減らすには相当の研究が必要です。」とおっしゃっていた。
たしかに近年のエコブームでも、やたら「環境にやさしい」「CO2削減」とうたっているものが多く、本当に環境に配慮できているのかと疑問が絶えない。企業もメディアもみんな都合のいい部分だけを大衆に示しているようにしか思えないのです。
私たちが行っているエコ活動も、どこまでエコを追求するのかということが難しいところで、少なからず狭い視野で部分的に考えるのではなく、ある企画に対してそれをするとどうなるのかというメリット・デメリットを踏まえて、長い目で行動していきたいと思っています。その結果、未来の地球が住みやすい場所となればと。
でも、そう考えていくと「何もしないのが一番のエコなのではないか?」といつも行きついてしまうのですが…。もっと多くの人が、目先の利益だけではなく、長い目で物事をとらえられるようになってもらいたいものです。
今回学んだことは、
メディアが放送していることを鵜呑みにせず、真実を知ろうとすること。
そして、さまざまな意見を聞き、伝えていくことが大事であるということです。
田中優さんもアウトプットが大切とおっしゃっていました。
そういった点では、真実の(生の)情報をインターネット上(ブログやTwitter)で得られるようになり、
簡単にアウトプットできるようになったので、私も発信していきたいと思いました。
いつか自然エネルギーのみでクリーンで安全な生活ができる日がきますように