2012年03月10日
3月10日 あれから1年。
3月11日14時46分
あの出来事から1年、みなさんは何を思いますか?
はじめて気仙沼に行った日の夕焼け
私はなんだかしんみり、ひとりブログを書いています。
この一年を振り返り、いろんな人との出会いをひとつひとつ
思い出していくと、涙が溢れてきます。
思えば私がはじめて被災地に入ったのは、昨年の8月。
浜松からの炊き出しツアーで石巻市、南三陸町を訪れ
その後、友人を訪ねて気仙沼に向かうはずが
バスがなくて、人生初のヒッチハイク。
その時に快くのせてくださった、お母さんとおばあちゃん。
家が15分いったところだったのに
1時間の道のりを、被災地沿岸部の津波の状況などを
ひとつひとつ丁寧に説明してくれながら
気仙沼まで送ってくれました。
その時はじめて東北の人のあたたかさにふれました。
まだまだとてもつらい状況なのに
「あなたみたいな若者が来てくれるだけでうれしいわぁ。
日本もまだ捨てたもんじゃないって思うね。」
と涙ながらに喜んでくれた顔を
いまでもよく思い出す。
気仙沼にいったのも、運命だったかもしれない。
1週間くらい滞在して、ボランティアして帰る予定だったのに
奇跡的に津波から逃れたワインバーの掃除から
営業再開まで1ヶ月も居座り
住む部屋ももらった。
この大会に出ていなければ、いまも気仙沼に住んでいたと思う。
”ボランティア”という意識はほとんどなく
ここで私が必要とされているから
ここにいる!という不思議な感覚だった。
悩んでいた私の背中を押してくれたのも、気仙沼の人達。
「人生一度しかないんだから、やりたいことやらなくちゃ」
生死を目の当たりにしてきた人たちの言葉は
とても重たく、強さがあった。
たったいま、気仙沼では決起集会が開かれている模様。
明日、またも強行スケジュールですが
気仙沼に足を運びたいと思っています。
私なんてちっぽけで
どんなにがんばっても沢山の人は救えない。
それでも、偶然なのか必然なのか、出会った目の前の人のために
私ができることをしたい思う。
それがどこであっても。
美里
Posted by タナカミサト at 23:00│Comments(0)
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